7つの説明の型、IKPOLETを極めよ『頭のいい説明は型で決まる』
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(説明が伝わらないのは、理解の階段が作れていないからだ。)
2.(I)人の欲と恐怖を刺激し、メリット・デメリットで興味を引く。
3.(K)相手の知識、考え方、マインドまで把握することが大切である。
4.(P)説明の目的や意義を早い段階で伝え、理解の羅針盤とする。
5.(O)アウトラインを集合や時系列として説明に盛り込み、俯瞰させる。
6.(L)相手の知識と説明する内容をあるルールや法則で一括りにする。
7.(E)抽象的な内容は具体的なイメージを相手の頭の中に描く。
8.(T)知識や考え方を、他のシチュエーションで使えるようにする。
9.説明をゴールから逆算して設計し、相手の自己肯定感を守る。
相手に分かってもらえない原因を知り、その逆をすれば分かってもらえる。
ハッと気付かされた『人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。』
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“「恐らく経験上こうなのではないかな」「私はこれでうまくいきましたよ」といった自己啓発書で先取り学習していくのが利口です。根拠を100%待つのではなく、30%の仮説思考で生きていく姿勢が大切です。ひょっとしたら100のうち自分に当てはまるのは2つか3つかもしれません。否、1000のうち1つもないかもしれません。それでも数年後や数十年後を期待して学問的根拠を待つよりは圧倒的に成功に近づけます。じっと待っているのと、試行錯誤を繰り返しながら前進するのとでは、雲泥の差です。”
つまり、こういった本はまずは著者1人が被験者で、上手くいったことをエッセンスにしているのだ。科学的な研究に基づいたものとの違いは、その被験者数にすぎないのだ。数百、数千、数万…人規模で効果アリと実証されたものとて、それはその規模の人すべてに効果があったものではなく、統計的に優位な差が認められましたよ、ということ。これが自分に当てはまる保証はどこにもない。そういった意味で、著者1人を被験者にしたものだって、自分にも当てはまるかもしれないし、当てはまらないかもしれない。自分に当てはまるかどうかという意味では、どこそこの有名な大学、研究機関、研究者が携わった大規模な研究結果であろうとなかろうと関係ないのだ。
著者が言うように、100のうち2つか3つかもしれないし、1000い1つかもしれないけど、それを学問的に根拠が見いだされるまで自分に試さないのはもったいない、ということなのだ。それに、ベストセラーとまでいかないまでも、ある程度売れているということは、効果があった人も中にはいるのだろうし、それが更に売上を押し上げていくのだろう。いわば、読者がみんなで検証実験に参加しているようなものだ。
読むべき本と読むべきタイミング
“好きな本を読み続けていると、勝手にあなたの運命の本に接近していきます。あなたと本との出逢いは、どんなに遠回りしたとしても、すべてベストタイミングです。成長して受け入れ態勢が整ってからでなければ、巡り逢えないようになっています。自分の運命の本は、自分とまったく同じ人生を歩んできた人にしかわかりません。つまり、自分以外には見つけることができないということです。”
これについても、読む本の量が増えてきた中で最近実体験している。例えば、以前読んだ本でも、読み返してみるとまったく違った受け取り方ができる。以前は別になんとも思わなかった本が、今読んでみると、これはいい本だ。なぜあの時そう思えなかったのか。あの時、この本のことを取り入れていられたら、と悔やむわけだが、それはその時は自分に受け入れ体制が整っていなかったのだと思うと納得できる。これだけ読んでみて、やっと受け入れ体制が整ったということなのだ。
本書に述べられているとおり、
“まずは圧倒的な量をこなしてから質に辿り着ける。質に辿り着いたら更に量をこなしたくなる。”
なのだ。今の自分は、まずこの圧倒的な量をこなしている段階なのだと思う。
半年で600万円の受講料!!『知と思考を鍛えるための読書術』
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このEMPでは課題図書があるらしく、そのリスト(と読書、議論)だけでも600万の価値があるとかないとか・・・このリストのうち何冊かはネットで見つけられる。
字幕なしで見たいし、発音もキレイになりたい『海外ドラマはたった350の単語でできている』
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本書ではリスニングだけでなく、スピーキングのレベル感も提示してくれていて、それぞれの段階での学習法も紹介している。発音については、フォニックスというものを初めて知った。ネイティブが発音を学ぶ時にも使うものらしい。例えば、あえてカタカナで書くとすると、Timeは“タイム”、ではなく“ツァイム”と発音する、など。なるほど、ネイティブの発音に近いものができそうだ。ただ、調べてみるとフォニックスのルールというのがたくさんあって、二の足を踏んでしまうが、やってみてもいいかもしれない。
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“いま考えるべきことから離れて、過去に思いをはせたり、未来のことを想像したり、別のことを夢想したりすることを認知科学の世界では「マインドワンダリング(MindWandering)」と言います。”
ということらしい。なるほど、自分の悩みもこれに近いのかもしれない。ただ、これは
“意識ここにあらずという状態ですが、これは決して悪いことだけではありません。アイデア発想のときには、この時間がとても意味を持ちます”
ということで、悪いことではないらしい。簡単にマインドワンダリングを回避する方法は、ToDoリストに書き出しておいて一旦頭の外に追いやってしまうことだ。または、すぐその場でできることならやってしまう。自分の状況としては、ささいなことだが、Kindleセール品を買うかどうかを迷う、なんてことが起こる。セール終了時までWishリストに入れておくわけだが、どうもそれが読書中などに頭をよぎったりする。終了まで日がある場合は、買うまでずっとよぎるわけだ。これは、なんか面白そう、とWishリストに入れたわけだから、(セールだし)ケチケチせずにすぐ買うことにした。
本書には、集中力をアップ、持続、回復するための方法が最近の研究成果を引用しつつ紹介されている。マインドワンダリング自体がメインのテーマではないが、集中力に関して面白く読めた。