英語と日本語では周波数が違う『奇跡の音、英語聴覚セラピー』

2週間で英語が耳に飛び込んでくる!奇跡の音、英語聴覚セラピー
 Audibleで英語学習コンテンツを検索して見つけた本書。リスニングが苦手だったこともあり、聴覚セラピーというのに興味が湧いて、興味本位で聴いてみた。日本語と英語はそもそも周波数帯が異なり、日本人は英語の周波数に慣れていないとのこと。ただし、それは訓練で慣らすことができ、その訓練法というのが本書で扱われている。
 具体的には英語の周波数帯を強調した音声を、無調整音声、2000ヘルツ〜4000ヘルツを強調した音声(英語の周波数帯)、4000ヘルツ〜8000ヘルツ(英語特有の子音・摩擦音・破裂音にフォーカス)と順に聴いていくというもの。なるほど、こういったアプローチは今まで知らなかった。英語リスニングに取り組み始めたことだし、とりあえず、1日30分×2を続けてみようと思う(本書で提案されている、まずは2週間くらい)。
 本書の英語がそれほど難しくなく、速くないので通常音声でもまずまず聞こえる。強調音声では確かに子音・摩擦音・破裂音が聞き取りやすくなるし、このあたりが通常だとほとんど聞き取れてないんだな、と思った。
 本書の方法はしばらく続けてみたかったが、分量がそれほど多くないので同じ内容をずっと聞き続けるのが退屈になりそうだった。他の内容、話者で同じように音域を変えた素材があればなあ、と思う。そう思って探してみたら、以下のように関連本があった。
残念ながらAudibleにはなかったのでiTunesに取り込んで聴くことにした。これで分量的には十分で、シチュエーションも様々なので飽きずに続けられる。
 (iTunesに取り込む時に順序がバラバラになってしまったので、その順番を編集するのが一苦労だった)
 
こういった方法は効果のほどが分かりにくい。これだけをやっているわけではないし、これをやったことの効果を正確に自分だけで測るのはまずムリだ。どうしても感覚的になってしまうとはいえ、前よりリスニングが聞こえるようになった気がする。真面目に毎日2〜4週間聞き続けたことで、単純に英語リスニングの時間が増えたからというのもあるだろうけど。
 
余談だが、著者の本業である医療への応用として、音、聴覚を通して治療効果を上げる聴覚セラピーというのがあるというのも初耳だったし、興味を惹かれた。