独学がまずは基本『新・独学術』

新・独学術――外資系コンサルの世界で磨き抜いた合理的方法
この本を読んだのは、独学術というワードに惹かれ、忙しい人がいかに学んでいるか、その学び方に興味を持ったからだ。そして、帯にある意味騙されてジャケ買いした本でもある。帯の佐藤優氏の写真。失礼ながら買った時は名前も存じ上げていなかったわけだが、どこかで見たことはある。この人の独学術とはどんなものかな?と思ったわけだ。でも読んでみると、というか帯にも書いてあるが(佐藤優氏絶賛!)、佐藤優氏はこの本の推薦者であって、著者ではない。

 読んでみて、政治経済方面の勉強・独学術が主ではあるが、英語の勉強法、論理的思考を身につけるための現代文、ビジネスマンとしての教養を身につけるための政治経済、倫理の勉強を高校生向けの(大学受験用)参考書で学ぶというのが自分にとっては新しかった。高校生向けであるからこそ分かりやすく書かれており、前提知識がいらない。また、高校生向けであるが故に価格も安価ということも納得できる。政治経済、倫理はちょっとおいておいて、この本でオススメの論理的思考のための現代文(小論文)、英語(長文読解、冠詞、コロケーション、句動詞)などをオススメの高校生向け参考書を始めとした書籍で勉強してみようと思う。小論文勉強は本書で紹介のあったシカゴスタイルベースの参考書『シカゴ・スタイルに学ぶ論理的に考え、書く技術: 世界で通用する20の普遍的メソッド 』でやってみようと思う。日本語で報告書を書く意識付けをしたこともあり、いい文章を書きたい。
 
 一言での要約力、反対(反論)することは権利ではなく義務、など身につまされることが書かれていた。会議でも発言をしていき、存在感を示す義務があるのだ。