字幕なしで見たいし、発音もキレイになりたい『海外ドラマはたった350の単語でできている』

海外ドラマはたった350の単語でできている
西東社 (2017-04-14)
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 英語をやっている以上、海外ドラマではなくとも、字幕なしで英語を理解したいとは思う。単語力としては、たとえ海外ドラマであってもたった350語を知っていれば海外ドラマで出てくる単語のほとんどはカバーできてしまうらしい。では、なぜ字幕なしではキツイかというと、そもそもリスニング力が足りていないということ。これは誰しも思うことだろうが、本書の例え(のイラスト)が面白かった。日本の学校英語を何年学んだところで、リスニングレベルとしては素人が山なりのキャッチボールをするレベルでしかない。しかし、ネイティブの発話スピードというのは、メジャーリーガーが豪速球を投げてくるようなもので、こんなのキャッチできるわけもないというわけだ。
 本書ではリスニングだけでなく、スピーキングのレベル感も提示してくれていて、それぞれの段階での学習法も紹介している。発音については、フォニックスというものを初めて知った。ネイティブが発音を学ぶ時にも使うものらしい。例えば、あえてカタカナで書くとすると、Timeは“タイム”、ではなく“ツァイム”と発音する、など。なるほど、ネイティブの発音に近いものができそうだ。ただ、調べてみるとフォニックスのルールというのがたくさんあって、二の足を踏んでしまうが、やってみてもいいかもしれない。