読書術をハイブリッドする!『ソーシャル時代のハイブリッド読書術』

ソーシャル時代のハイブリッド読書術
C&R研究所 (2016-04-21)
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 紙と電子両方の読書をする自分にとって、ハイブリッド読書術というキーワードにピンときた。より良いハイブリッド術が得られることを期待し、学ぶことを目的とした。

 本書で紹介された書評項目に則って書いてみる。
1.購入の経緯は?
 Amazon Kindleセール対象商品として見つけた。紙と電子書籍、両方の読書をしている自分にとって役に立つ情報が得られそうだったから購入した。
2.本の対象読者は?
 紙と電子、両方の読書をしている人、またはどちらかだけの読書をしていてハイブリッド化によってこんなに恩恵がありますよ、という気づきを得たい人。
3.著者の考えはどのようなものか?
 紙と本のハイブリッドに留まらず、購入場所や書評共有、読書ノート、読書の場など多岐にわたるものについてハイブリッドすることを勧めている。
4.その考えにどのような印象を持ったか?
 考え方として共感できることも多く、自分にとっては今の時代には当たり前のように思う。それこそが電子書籍を活用している人だけの考え方なのかもしれない。本はやはり紙、という人、読書ノートもやはり紙のノート、購入はやはり実際の書店で、というこだわりを持った人も多いのだろう。自分としては、蔵書の管理、置き場、普段の持ち歩きの利便性、紙より安価に購入可であることから電子書籍を活用するようになった。読むのはやはり、紙の本の方がまだ上であるとは思うが、それを上回る利便性が電子書籍にはある。
 ソーシャルリーディングという概念、方法はやってみたいような気もするが、どこから始めるか?それが問題だ。まぁ、読書好きが集まる場所なんていくらでもあるだろけれど。やはり、匿名の場であっても、自分の考えを披露して、他者と語り合うのは抵抗があるな。
5.印象に残ったフレーズやセンテンスは何か?
“面白い、もっと理解したいと思った本にだけ実施してください。”
 これは、読書後のアクションのことを言っていて、つまり読書ノートを含むアウトプットのことだ。確かに、全部の本に必ずしも、読後アクションをする必要はない。ここにこだわりすぎてしまって(自分は特に)、アウトプットが滞ってしまうのはもったいない。読んで特に何も感じなかった、線も引かなかったら、それでいい。
6.類書との違いはどこか?
 電子書籍SNSも積極的に使うことを勧めながら、紙の本、ノートとのハイブリッドにこだわる点が違う。
7.関連する情報は何かあるか?
 ノート術や情報整理術(Evernote)などは、同著者のEvernote本に詳しいのだろう。Evernote、有料プランにしたものの、イマイチ活用できていない。本の引用や感想はMediaMarkerに今のところ集約してしまっているので。