読書の仕方も変えた『読んだら忘れない読書術』

読んだら忘れない読書術
サンマーク出版 (2015-04-22)
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 この本は電車内の広告で随分前から気にはなっていたけど、読むには至らなかった。読書は好きで、趣味は読書です、とは言うものの、読んだ本の内容が身になっていない気がする。覚えてない気がする。『神・時間術』を読んで、なんと同じ著者であることを知ったというわけだ。
 読書はしているものの、活かせている気がしないし、本の内容をすぐに忘れてしまうと実感していたため、書名にある通り、忘れない読書術を身につけたい!という思いで読むことにした。
 
インプットよりアウトプット
 今までは「読む」というインプットのみで、その時だけ楽しむ、読んでいる、読書している、というだけの読書だった。忘れないためにはインプットだけでなく、アウトプットも必要であり、アウトプットを意識して読み、かつアウトプットをすることで忘れにくくなるというのが読んだら忘れない読書術。なるほど、と思った。そのアウトプットの仕方についてもSNSや書評など、具体的かつ身近で実行しやすい方法が紹介されていた。具体的には以下のような1週間に3回のアウトプットとその手順が紹介されていた。
“ 1. 本を読みながらメモをとる、マーカーで線を引く。
   2. 本の感想や気づき、名言をSNSでシェアする。感想は当日でよい。
   3. 書評やレビューを書く→Amazonなど。複数の切り口、視点でアウトプットを前提に読む。読み終えた当日には書かない。
   4. 本の内容を人に話す。本を人に勧める。”
この中で自分がやっていたのは1.の読書中のメモとマーカー線のみ。それをインプットしたつもりになっていたが、アウトプットしていないのだから、インプットされているかどうかも怪しいものだ。書評やレビューを読了日当日に書かないのは、読了後の興奮?状態が冷め切らないので冷静な書評・レビューが書けないかららしい。逆に、感想や気づき、名言は当日でよいとのこと。読んだ本のことについて話せる(同じ系統の趣味・嗜好の)人が思いつかない、いないのが残念だ。
 
 『神・時間術』を読んで、特に朝の時間の使い方を改めた。この本は読書に対する心構え、仕方を変えるきっかけとなった。まずは、読書記録をつけることからアウトプットしていこうと思った。その他のアウトプット、SNS、書評にも拡げていきたい。
 と、いう読書記録をつけたのが2017年8月のことで、ようやく2018年1月にブログでアウトプットすることができた。この本を読んだ時は、読書記録は付けるがブログは書かなくていいや、と思っていたのだが。
 読書量を増やし、読書後のアウトプットをすることで、これまでより読書した内容が記憶に残り、読書から得られるモノを増やし、読書を活かしていきたい。