本当に大事なことだけをやる『エッセンシャル思考』

エッセンシャル思考 最少の時間で成果を最大にする
かんき出版 (2014-12-12)
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 この本を読んだキッカケは単純で、エッセンシャル思考とは何か?と、エッセンシャル思考というものに興味が湧いたからである。
 読んでみて、エッセンシャル思考とは、要は本当に大切なことだけをやり、それ以外はやらないこと。選択と集中。断る勇気をもつこと、であろうか。仕事の選別に使っていきたい。
 
 とは言え、本書の中で登場するエピソードのように自分にとってはそれほど大事じゃないから断るよ、というのは日本の会社組織では難しそうな気もした。本書を読む前も気になっていたのは、社内の情報共有化会議(の多さ)。同じ内容を、別々の会議で共有化する。それも、8〜9割の参加者は同じで、1割くらいの人のために共有化の時間を割く…
 エッセンシャル思考で、こう何度も共有化の時間をとるのはムダじゃないですか?ほとんどの参加者は重複してますし、と上司にほのめかしてみたものの、まぁ、いいじゃない。何度やったって、的に返されてしまった。その時は、まぁ仕方ないか、と思ってあきらめた。上司もそれは身につまされて経験していることだろうしな、と自己解釈しておいた。
 最近は自分も少し考え方を変え、同じ内容でも説明を変えてみたり、新しく聞く人に合わせた内容にしてみたりしている。共有会と共有会の間に新たな知見や情報、考察が生まれることもあるし。
 ま、できることなら共有会は一本化して欲しいところ。
 
 テニス(スポーツ)にも通ずるエッセンシャル思考
 ところで、次の一節は自分の趣味であるテニス(の試合)に対する戒めとして引用しておきたい。
“見た目だけ派手なプレイに酔いしれるのではなく、本当に大切なところで着実に点をとりに行くのだ”(http://a.co/1TVV5SO
  フォアハンドをガツンと決める!サービスエースだ!ウィナーを打ち込め!プロ並みのスーパーショット、プレイをしたい!と、こんな意識ではミスが増えて、ミスが原因で勝てなくなってしまう。あるダブルスの試合で言われたことは、個人プレイでポイントを取ることが多かったですね。一方、相手ペアはダブルスとして(のフォーメーションや配球)でポイントを取っていました。それに、その個人プレイでミスが増えてくるとポイントが取れなくなり、何もしてなくても相手(自分たち)が勝手に失点してくれる状態になってしまっていました。
 分かっちゃいるけど・・・2018年はエッセンシャル思考でテニスの試合も勝ちに行く!