集中力アップに瞑想『世界のエリートはなぜ瞑想をするのか』

世界のエリートはなぜ瞑想をするのか
フォレスト出版 (2017-07-03)
売り上げランキング: 64,606
 集中力アップ、テニスのメンタルトレーニングのために瞑想を取り入れたくて情報収集をしている。と、Audibleに瞑想本を見つけた。瞑想についてさらに知り、瞑想のやり方を学ぶために聴いてみる。
 内容としては、瞑想の体験談や瞑想の効能・効果がかなりの部分を占めており、実際の瞑想の仕方はかなり後の方に、少しだけ紹介されていた。瞑想自体を実践するのには複雑なことは必要ないということなのかもしれない。まず、瞑想そのものの効能を理解し、やってみようという動機づけが必要なのかもしれない。
 瞑想の効果は科学的にも実証されている、とか、怪しいことではない、と再三繰り返されるている。だが、かなりスピリチュアルな部分もあって、その部分はどうしてもすっと入ってこないし、怪しさ抜群だった。この部分がもう少しなければ、敷居も下がるのではなかろうか。科学的な実証というところの根拠ももっと紹介してほしかった(こういう実験で、被験者何人中、どんな効果がどの程度、といったように)。
 瞑想というと、何だか宗教みたい、スピリチュアル?といってすぐに拒否反応を示す人が多いのが現実だろう。マインドフルネスという言葉もだいぶ大衆化してきているように思うが、この“マインド”という言葉自体がマインドコントロールということに結びつけてしまうのかもしれない。瞑想は科学的にも研究が多数されており、あのGoogleも社内プログラムとして取り入れているくらいなのだ。IT系の人には、このGoogleもやっている、というのが信頼感・納得感が強いらしい。
 

“意識が他にそれるのをマントラを唱えることで戻す”

 マントラというのはこういう使い方をするのだな。その人固有のマントラというのも授かれるらしいが、本書には誰でも使えるマントラというものも紹介されている。

 誰でも使えるマントラを唱えて実践する瞑想をとりあえず始めてみた。昼食前の空腹時に5分間瞑想から始めてみることにする。