科学的なメンタルトレーニング『「ここ一番に強い自分」は科学的に作り出せる』

「ここ一番に強い自分」は科学的に作り出せる - あがってしまう場面でも持てる力を100%発揮する技術
 この本はテニスのためのメンタルトレーニングをしようと思って買ってあったが、積ん読状態であった。Audibleにあったので、テニスのメンタルトレーニングの一助となればと思って聴くことにした。

 基本的には、フロー状態(本書ではレゾナンス状態という語を使っている)に至るには(レゾナンス)呼吸が大事ということ。新しい観点の一つとしては、プレッシャーやストレスといった状態は生理的反応なので、心理的なポジティブシンキングで対処するのではなく、生理的に対処すべきというもの。その生理的に対処するというのが呼吸法である、という点。二つ目の新しい観点は、プレッシャーのかかる状況やストレスのかかる状況の前に呼吸を整えるだけでなく、終わったあとも、結果はどうあれ(ダメだった時はなおさら)、その体験・経験をトラウマとして刻み込まないように、心を落ち着けるためにレゾナンス呼吸をしておくという点。
 呼吸を意識することはもちろんだが、終わった後にも呼吸を整えるようにしていくこう。